イベリコ豚を買いに [ 野地秩嘉 ]のレビューは！？

30代 男性さん
偶然とも必然とも言えるタイミングでこの本と出会いました。 著者の野地さんとは少し事情が異なりますが、様々な繋がりによって素人同然の私が養豚から販売に至る、いわゆる６次産業のプロセス全てに於いて本業の傍らボランティアとして中心を担うこととなりました。しかも舞台は北海道です。 路頭に迷いそうな状況に差し掛かった矢先、この本の初版の発行日を迎えたのは偶然だけの仕業ではないと感じています。 正しくこの本は私がこれまで描いていた、これから辿るべき道筋へのボヤッとしたイメージに輪郭を与えてくれました。 私のような立場の人間でなくとも、この本を通じて普段なら知りえない業界の事情や食肉の知識だけでなく、チームで仕事を行うということの本質を学ぶことができます。偉人による偉業に触れるのもいいのですが、私のような普通の社会人にとっては、この本にある実体験は自己啓発だけに留まらないもう一つ大切なエッセンスを提供してくれたように思います。 新しい分野に一歩踏み出す際の、大きな不安と気概が共存したような心情が、自身の境遇ともオーバーラップしてとても身近に感じることができました。 本を読み終えるや否や、話の中にも挙がっていたハムを購入させて頂きました。 到着を楽しみに待ちたいと思います。 この本を紹介してくれた人も、このプロジェクトに携わる掛け替えのない恩人の一人です。 これからも様々な方の力をお借りして、まずは感謝の気持ちを忘れず、そして情熱を持って長い道のりを歩んで行きたいと思います。 この本にこのタイミングで出会うことのできた全てとの繋がりに心から感謝したいです。

40代 男性さん
近所の回転寿司でイベリコ豚が食べられるようになっているけど、そんな筈無いよね？という疑問に答えてくれそうだったので購入。 やはり本物は作り方考え方が違うのだ、ということが分かったのと、「ある目的のために一生懸命考えて行動すると、すばらしいビジネスパートナーが見つかる」かも知れない、というような事でした。 どうせならスペインで本物を食べよう。